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綺麗な檜や畳の床を歩き、セスがズカズカと先に進んでいく。
随分と改造した形跡が見られる。
まず壁が障子以外は、コンクリートで形成されている。木じゃないのかよ。
外敵から城を守るためか……。
これだけの技術があるだけでも、このチームは相当強いぞ……。
まあ、今、目の前を歩く、セスって奴でさえ、なかなか強いからな。
こいつが幹部だよな?
となると、ミラもこいつと同じくらいか。
「キャハハハハハ!」
秋醒の笑い声が聞こえた。
「どうしたんだ?」
振り返り秋醒を見ると、腰をかがめ、障子にできた小さな穴から何かを覗いている。
「男の子がね、拷問にあってるよ!
キャハハハハハ!」
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