夏鮫の謎解明その②

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「ちょっと俺にも」 秋醒をどかして穴を覗いてみる。 ん!?あいつどっかで見た事あるような……。 穴の中の景色は、金髪の青年が柱に縛り付けられ、ボロボロになった身体に鞭を打たれていた。 確か……。 やべえ。美形なことは間違いないが、どこで見たっけなあ? 「キャハハハハハ! 夏鮫、忘れたでしょ?」 俺を見透かしたように、秋醒が声をかけてきた。 「夏鮫が大阪に行った時に見た、逃げ出した子だよ。 キャハハハハハ!」 「あーすっかり忘れていた」 そうだった。新撰組の羽織を着ていた雑魚か。 「行くか」 再び歩き出し、しばらくするとセスが、鉄の扉の前で足を止めた。 「この奥にミラがいるよ★」 そう言ってから、セスは鉄の扉を開けて、中へ入っていく。 やっと顔を拝めるぜ。
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