夏鮫の謎解明その②

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夏鮫――――――――――――― 一回戦が終了し、今は二回戦が始まったが、少しだけ落ち着いた頃。 やっと外に出られたぜ。 はははっ。監視がいるけどな。まあ仕方ないか。 「キャハハハハハ! 楽しみだね。夏鮫」 今、俺の隣には、高らかに笑う秋醒がいる。 上空1000m。本来、支給品であるドラゴンをピス様に借り俺はある場所へ向かっていた。 いや秋醒がいるから、実際は俺達か。 どうやらこのドラゴンは、三回戦の虹玉、虹石探しの時に使うから、必ず返却しろとのこと。 外に出られた理由としては、重大な任務を課せられたからだ。 運営委員会総戦力。ノア様が脱走したために、俺達だけではなく、ほとんどの奴らに捜索任務が与えられた。 そんな中、俺は秋醒に色々な理由をつけて、お願いし、ある場所へ向かっているんだ。 黒の盗賊のアジト。 大阪城だ!
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