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沖田総司―――――――――――
土方さん…………。
僕は、棺の中で安らかに眠る土方さんを上から眺めた。
「あ~あ。
本当に死んじゃうなんて。
結局、僕はあなたをいつまで経っても追い越せなかった」
あれから僕達は、運営委員会の女、立花恵美を保護し、屯所へ帰還した。
死んだ土方さんを担いだのは、近藤さんで、見た者は誰もが言葉を失った。
現在、立花恵美は、近藤さんと卑弥呼さんに取り調べをされている。
僕は、今そんなことはどうでもよくて、少しでも土方さんの近くにいたかったんだ…………。
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