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近藤勇―――――――――――― 会議が始まり、俺は、今の運営委員会の状況を話ながら、立花恵美の話、先程、書いてもらった構成図をみんなに見せ、そして歳が敵にやられ、死んだ事を伝えた。 それに関し、あいつを疑っていた事や、山上公園での出来事も全て全員に話した。 「やつらとは、いずれ戦う。 そのためには、優勝しなくては、奴らに近づく事は難しいだろう……」 俺が一通り話し終わると、信長が口を開いた。 「こっちから仕掛ける事は無理なのか?」 それに対して、卑弥呼が口を開く。 「土方さんが殺された場所が、運営委員会の本拠地なら難しいですわ。 何故なら、異次元の中に本拠地が存在する事になりますわ。 異次元は、脱出する事はできても、侵入する事は難しいですから。 つまり、今回の事のように敵から接触して来ない限り、私達から仕掛けるのは無理と言っていいでしょう」 やっぱり、優勝する以外、道はないのか……。 だがこの先、奴らとの戦いは、避けられないはずだ。
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