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「君は運営委員会の人間なんだよね?」 涙を拭いながらも恵美さんは、コクコクと首を縦に動かして頷く。 そして涙で滲んだ口を歪ませながら、ゆっくりと口を開いた。 「わ……私は運営委員会から脱走してきました。 このゲームを終わらせるために……誰かに伝えて。私の力じゃ駄目だから」 泣きじゃくりながらも段々と落ち着いていく。 俺は、彼女が落ち着くまで待った。 「そのために……土方さんに助けてもらうために、彼に連絡を取りました……」 「ゆっくりでいいんだ。 君が話せる事を、全て話して欲しい」 「はい……」 卑弥呼が、恵美さんの肩を触り、横についた。 「怯えなくてもよろしくてよ。 ここにいれば、大丈夫ですわ」
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