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手紙には、二文。
“世界の寿命は、短い”
ノアを探しなさい。
俺は、何のことかわからずに、その手紙は、再び懐にしまっておいたんだ。
運営委員会に恨みを抱いた気持ちは同じと、和解した俺達は、手を取り合った。
しかも東京に、家が用意してあると全員のSGに住所が書いたメールが届いていた。
そこからは、激動の日々だった。
この時代の生活にも慣れていき、歳が会社を作った。
savannaの支給品を研究しながら、参考にして作った商品は瞬く間に売れ、今の屯所が完成したんだ。
ノアについて。
手紙にはノアとしか、書かれていなかったが、調べていくうちに、聖書にその言葉が出てくる事がわかった。
それが何なのかを知るために、天草がキリシタンだから、ノアの箱舟について意を決して相談したのだ。
「ええ!?局長!
それは、世界が崩壊する事を意味します。
私がノアの箱舟を探すのでこの事は、二人の秘密にしましょう」
ノアの箱舟のことだと、天草が決めつけていたが、俺は、それに納得した。
ただ単にみんなに秘密にしていたのは、天草が言い出したからだ。
今、考えれば一人しか乗れなかったら私が乗らなきゃみたいな考えだったんだろう。
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