目的-2

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あたしは、軽やかに動かしていた足の動きをピタリと止めた。 そいつは、曲がり角のビルの死角から姿を現した。 無数の鱗が敷き詰められ、身体は長さの割りには細長く見える。 体長が20mはありそうな。普通の蛇とは、比べ物にならない程、巨大で身体も太い。 まさに蛇に睨まれる。 あたしの体は、一瞬で凍りついた。 蛇は、まだ全ての身体を現さないうちにあたしを発見する。 「シャーア゛ア゛ア゛」 胴体が立ち上がり、空高くから、聞くに絶えない声で、発声した! 耳がジンジンとし、痛みを感じる。 こ、殺される!
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