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グチョニョキニョキ
蛇の胴体の頭近くからは、不気味に人間の手と酷似したものが、左右に三本ずつ、合計六本生え始める。
それと共に、蛇は、信じられない程、口を大きく開けて、再び奇声を発した!
「シャーア゛ア゛ア゛!!!」
やばいっすね。とかほざけない状況。
「ゆ、友希、死ぬのかな……」
少しでも、なんとかしなきゃ!
あたしは、凍りついた身体をなんとか動かし、とりあえずSGを取り出して、敵に赤外線を向け、レベルを測定した。
ピピッ!
一歩、一歩、後ずさりしながらも、私は、SGに視線を移す。
2000!?
低いとは、思っていなかったけど、1000超えは無理だ。
あたしは、瞬殺される。
あたしの身体からは、冷や汗が滲み出始めた。
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