目的-2

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グチョニョキニョキ 蛇の胴体の頭近くからは、不気味に人間の手と酷似したものが、左右に三本ずつ、合計六本生え始める。 それと共に、蛇は、信じられない程、口を大きく開けて、再び奇声を発した! 「シャーア゛ア゛ア゛!!!」 やばいっすね。とかほざけない状況。 「ゆ、友希、死ぬのかな……」 少しでも、なんとかしなきゃ! あたしは、凍りついた身体をなんとか動かし、とりあえずSGを取り出して、敵に赤外線を向け、レベルを測定した。 ピピッ! 一歩、一歩、後ずさりしながらも、私は、SGに視線を移す。 2000!? 低いとは、思っていなかったけど、1000超えは無理だ。 あたしは、瞬殺される。 あたしの身体からは、冷や汗が滲み出始めた。
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