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覚悟を決める時は、近いな。
「虹玉と虹石探しは、どうなってる?」
俺は、全員を見渡しながら聞いた。
「そんなら、とっくに手に入れたぜよ!」
竜馬が虹玉を掲げると、他の隊士も懐から出して、見せた。
あと、手に入れてないのは、俺と総司、卑弥呼、聖徳太子に信長か。
天草は、大丈夫だろう。
高杉はどうしたんだ?
まあ万が一持ってなくても、誰かからもらえばすぐに片づくだろう。
「引き続き、虹玉、虹石探しは、全隊士に一つ渡るまでしっかりやってくれ。
だが、あんまり屯所からは離れるな。
今日から毎日、敵との対決に向け、会議を開く事にする。
モンスターが来た時の場合に備え、屯所も守らなくてはならない。
歳の埋葬は、俺がやっておく。
朝方にみんな、すまなかったな。
ゆっくり休んでくれ」
俺の言葉が終わると、ざわつきながら、立ち上がり、部屋からみんな去っていく。
総司は、変わらず虚ろになりながら部屋を出て行った。
会議が終わった。
部屋に戻るか。
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