夏鮫の謎解明その③

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ビクンッ!!! 今までで最高にびっくりした。 「気配を消して、近づくなって何度言えばわかるんだよ。 秋醒!!!」 俺は、精一杯、声を小さくして怒鳴った。 「キャハハハハハハ! だってこんな木の陰で真剣な表情で何か見てるからさ」 こいつ、ありえねえ。俺だって気配を完全に消してたはずなのに、いとも簡単に俺を見つけてきやがった。 秋醒は、ちょこんと俺の横に座り、新撰組の二人を見つめる。 「なんで彼らを見てたの?夏鮫」 「あぁ?」 やべえな。うまい言い訳が見つからねえ。 秋醒は、不思議そうに、口を開いた。 「悲しいって感情があって、涙を流すって素晴らしい事だね」 .
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