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これは、私の予想だが、ほとんどの人間は、それに気づかない。
いや、気づいたとしても、辞める人は、かなり少ないはずだ。
一回戦や二回戦は、大幅に人数を減らす内容、なおかつ厳しいルールに設定されている。
しかし、三回戦は、虹玉、虹石探しとかなりルールが緩くなっている。
だからこそ、普通に考えれば、ここら辺で、ゲームの終わりが僅かに見えてくる。
自分が生き残れるかもしれない。
新撰組は、運営委員会を倒す事を目的として参加しているから、元より離脱など考えないだろう。
だけど、一般プレイヤーには、終わりがチラつき、賞金が頭に浮かぶのだ。
こんなメチャクチャな世界になっては、賞金なんかもらってもという考えが普通だが、ゲームが終わればという考えが先に回ってしまう。
離脱は、考えないし、元より生き残れる可能性を。
そこでdesertを使う。
desertは、訓練生に使う器具で本人のSGに電波が送られれば、運営委員会の管理と爆発機能が永久に解除される。
未来でもSGは、日常的に使用され、国民一人につき一台は持っている。
私がこのdesertを作成し、まず新撰組をゲームから解放して、次にプレイヤーを全員解放すれば、自ずと運営委員会から姿を現すはずだ。
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