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悩みに悩んだが、昨日は局長の元へ向かい、ちゃんと許可をもらった。
そして、今、現在。
俺は、会議室で真文と共に仁と優君にこれまでの事を全てを打ち明けた。
「和也君。行くべきじゃない!危険だ!」
珍しく優君が俺に厳しい表情を向け、怒っている。
「吾朗の事はもう気にするなって言ったろう、何で俺に何も話さなかった」
同じく仁も相当怒っていた。
優君には何を言っても、行くべきじゃない、仁も俺が行く事を許す気配はなく結果はいくら話しても変わりそうにない。
そんな時、真文も本音を言うように口から零した。
「私も吾朗は、絶対にまた和也を殺そうとすると思う……」
仁が俺の胸ぐらを掴み、壁に押しつけてくる。
「いい加減!目を覚ませ!和也!」
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