終わりの始まり、全ての始まりへ

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エレベーターで最上階の50階に行き局長室を訪ねるが、扉に不在の札がかけられ中にいない事がわかる。 「どうしよう……」 局長室の外でうろうろしているわけにもいかず、私は中に入って待たせてもらう事にした。 desertを握りしめる手はわずかに汗をかき、この先の出来事を考えると身の毛もよだつ程、ゾッとする。 局長室の隅には、細長いお洒落な燭台が置かれており小さな炎が灯されている。 この前、聞いた話だがあれは土方さんが灯した火で近藤さんは、縁起担ぎでその日からずっと消さないように蝋を交換していると言っていた。 土方さん。必ず仇はとります。 私がゲームをめちゃくちゃにすれば大変な事になる。 私がやらなきゃいけないんだ! .
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