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あれから奇妙な感覚に陥ってる。
自分は命を常に狙われている。あいつの目は、殺意に満ち溢れてそれは確実に俺に向けられていた。
吾朗が殺された事。
さらには自分がいつ殺されるかわからない恐怖感。
なんとなくだが、全てを警戒して周りを常に意識してしまう。
なんで俺が狙われなきゃいけないんだ……。
そして一つの大きな異変が起きた。
あいつが去って、俺は悔しさに紛れて闇刀を地面に放り投げた。
悲しみに明け暮れた後、闇刀を拾ってしばらくして気がついた。
闇刀は、口を閉ざしてしまった。
いくら呼びかけても何も喋ってくれない。
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