330人が本棚に入れています
本棚に追加
開けた瞬間に、独特の緊張感が漂ってくる。
なんとも言えないこの空気は胸に突き刺さるような重たさがある。
さすがにまだ早かった。それぞれの隊の席はほとんど空席だった。
六番隊の席に目を移してみるが、仁や真文はまだ来ていない。
参謀の席には坂本竜馬に、隊長は西郷隆盛、白神山地で負傷した高杉さんがいた。
みんな緊迫した空気を醸し出しているため、とてもじゃないが話しかけられる雰囲気じゃない。
誰かに話しかけるのは、諦めて俺は六番隊の自分の席に腰掛けた。
SGの時計を見るがさっきからまだ五分ほどしか経っていない。
俺はそのまま静かに時間が過ぎるのを待った。
最初のコメントを投稿しよう!