決勝戦へ向けて

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「ああ。 どっちにしろ任務はこれじゃあ無理だろ。 一度、退却して集会に参加してからだ。 秋醒、帰るために穴作ってくれ」 「うん。 了解」 秋醒が両手を掲げて異次元ホールを作っていく。 「夏鮫。 いつ襲撃するアルか?」 「だからまだわかんねえって! とにかく帰ってから戦争の準備だろ。 8万人のプレイヤーが加わったから、おそらく総戦力だろ」 この答えに冬冷が下がった眼鏡を中指で上げて口を開いた。 「きっと決めたのは皇帝陛下様でしょうね。 あの方は気まぐれですから」 俺達は顔も見た事もねえけどな。 面を知っているのは、皇帝陛下直属部隊にノアだけだからな。 「キャハハハハハ! できたよ!」
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