決勝戦へ向けて

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私はロビーのソファーに腰掛けて、真文さんが来るのを待つことにしました。 全面ガラス張りになった1階は太陽の光を満面に仕入れてくれる。 今日の天気は、私の心と一緒で晴天。 雲一つない青空が広がっています。 それから五分……。 用意に時間がかかると言っていた真文さんが慌ててエレベーターから降りてきた。 おそらく私に気を使ったのでしょう。 申し訳ない。 「はあ、はあ、はあ。ど、どうもすみません! 天草総長!」 真文さんは、部屋から全力で走ってきたのか、息があがっていた。 しかし、いつ見ても可愛いですね。
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