決勝戦へ向けて

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晴天に恵まれた天候。 眩しく照らす太陽の光でさえ、まるで私を応援しているように感じてしまう。 「savanna GAME、離脱できて良かったですね」 会話が見つからない私は、適当な話題を出した。 「はい……」 返事、一つで会話が終わってしまった。 女性は難しいです。 まあ私にとってはsavanna GAMEが終わってしまったって事は絶望的な状況なのですが…………。 何故か? 優勝賞金の100億円。 あれは新撰組で山分けする予定でしたが、私はそれを借金の返済に当てようと考えていたのです。 馬が競争するゲームで、沢山負けてしまった私は数々の隊士から借金を背負ってしまいましたから…………。 desertを差し出されて、迷ったのは私くらいですよ。こんちくしょう。 しばらく無言で二人で散歩すると大通りに出た。 この辺でいいでしょう。
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