決勝戦へ向けて

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夏鮫――――――――――――― 「あ~あ。 四回戦、終わっちまったじゃねえか。 しかも謎の終わり方…………」 俺達、春夏秋冬部隊は特殊任務のため新撰組屯所から少し離れたビルの上から観察していた。 結界に集る何万人の人間を見下ろして、屯所の前に設置された高台に立つ、近藤勇を見る。 「しかも、緊急招集がかかっているネ。 さっきからみんなのSGが鳴りっぱなしアル」 「キャハハハハハ! シカトってやつだね。 リーダー、どうするの?」 「わあってるよ! うるせえな」 そう。 ここまで来たからには任務をさっさと終わらせておきたかった。 俺の作戦が狂った!
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