迎撃部隊と出撃部隊（第２章）

迎撃部隊と出撃部隊

だがこっちは全員が死闘、修羅場を潜り抜けてきた奴ばかりだ！

勝算は高いはず……。

俺はまだ接触した事がないが、直属部隊に春夏秋冬部隊、それに一番上の皇帝を倒せるかが勝利への鍵を握っている事は間違いなさそうだな。

「あとは黒タマゴって名前のフィフスＳランクがいる」

黙っていた高杉が口を開いた。

高杉も大怪我をしたらしいが、六番隊の工藤に治療をしてもらって命を救われたって言ってたな。

「フィフスＳランクもおそらく出てくると思います。俺は友達をそのフィフスＳランクに目の前で殺されました」

古手川が憎しみがこもった声を発した。

フィフスＳランクでレベル30000だから直属部隊はさらに上をいっていると考えた方が良い。

どうしても戦力的には厳しく感じてしまう。