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比良はその場で立ち上がり口を開いた。
「俺は、闇雲に分ける事よりやっぱり隊はバラけずに行動した方が良いと思ったす!
あと敵が攻めて来た時に備えて、迎撃部隊の回復班は常に破られそうになったら新しい結界を張ったり、建物の中にいるようにしたりして、みんなが休める絶対的な休憩ポイントがあった方が良いと思ったす!」
若干、日本語がおかしいがまあ何となく、言ってる事はわかった。
こいつは完全に策士タイプだから、どっちにするか迷うんだよな~。
二番隊は罠を仕掛けたりして構える迎撃か、チームワーク重視でいく出撃か? ……だな。
「あと……」
比良は言いづらそうに迷ったような素振りを見せた。
「どうした? 何かあるなら言ってみろ」
「もし俺達、二番隊で動かせてくれるなら、できればフィフスS担当でいかせて欲しいっす」
その言葉に古手川が表情を変えた。
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