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「私達というか一番移動しているのは黒服です。黒服は一回戦のバッジの回収や、支給品を手渡すので常にこっちの世界と異次元を移動してましたから。
移動方法は、移動専用の機械があります。そこで行き先を打ち込めば小さな異次元ホールを作ってくれるんです」
天草が質問を続けた。
「その“メトロホーム宮殿”の異次元もその機械も誰かが作ったのですか?」
「ん? あっ、はい。これは皇帝陛下直属部隊の支給品担当のピスと開発担当の花道院。それに直属部隊の部下にあたる、春夏秋冬部隊の秋醒が作ったって話を聞いた事があります」
ピスに花道院に秋醒か……。
「私達、運営委員会の中で戦力的に最も高いのがこの皇帝陛下直属部隊です」
「トップの皇帝陛下はどのくらい強いんだ?」
信長が顔を険しくして聞いた。
「それはわかりません」
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