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うぅ……なんだこれ! めちゃくちゃ気持ち悪りい!
穴の中へ吸い込まれるように飲まれ、一気に不愉快な気分で満たされた。 思わず目を閉じる。
ん? だけどそれは一瞬で終わった。
瞼をゆっくり持ち上げると、紫色の砂漠から、倉庫のような場所に何機もの戦闘機が並ぶ視界が映し出された。
移動したのか……?
「さっきの女は移動系の技を使えるみたいネ」
ローブの男はそう呟き、周りを観察している。
「おら。テメーら。さっさとぶっ壊せ」
キースが後ろから俺を小突いてくる。
「早速、取りかかりましょう」
眼鏡をかけた男がそう言うと、青色の髪の男が地を蹴り上げ宙に舞った。
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