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途端に顔さえも隠している肩まで伸びている青色の髪が赤色へ変色する!
あれは…………スキルの種の能力か?
宙に舞いながら、両腕を大きく横に広げると手のひらからは水が溢れ出した。
湯気が立ち、一気に熱気が籠もる。
手のひらから溢れていた水は針のように硬質化されて戦闘機に襲いかかった! 水が硬質化されると髪の毛の半分が黄色に変わる。
ズガシャ――――ン!
四方八方に巨大な水の針が戦闘機に襲いかかり次々に穴を開けていく。
全ての戦闘機を破壊し尽くすとローブは地へ落ちて軽やかに着地した。
深紅の髪色は、絵の具の赤を思い出させるほど、赤い。もう半分は金髪に近く綺麗に光り輝いていた。
「何の能力だ?」
俺がローブに聞いた。
「ワタシの能力は水の温度を自由に変えられて、硬質化も可能アル。
ただ能力を使う度に髪の色が変わるのが欠点ネ。
だから普段からローブで隠しているヨ」
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