全面戦争まで

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なるほどな。欠点を隠すためにローブを纏っているのか。 ん? 「誰だ!?」 倉庫の入り口を見ると、巨大な引き戸が開けられて、誰かがこっちを警戒して声を出していた。 来やがった! 敵だ! 今度は眼鏡をかけた野郎が何かをやり始める。 一瞬で冷気が漂い、鳥肌が一気に立った。 「あなたの能力とは相性が良さそうだ」 ローブに向かって、そう言うと眼鏡が掌を上に向ける。 あいつは氷か……。 掌には一瞬で空気が固まり氷塊のような、奴の身長の何倍もあるバカデカい氷が作り出された。 眼鏡は倉庫の入り口に向かって軽々とそれを投げつけた!!! こいつら……つえぇ! 俺も刀の柄に手を伸ばして握りしめた。
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