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「ぐっ!」
どうなってんだ? 鋼鉄かよっ! こいつの掌は!
春雨が水の針でキースを攻撃しようと掌から繰り出す!
俺はそれを感じ、キースから距離をとった。
俺の刀を受け止めたように、再び掌で水の針を軽々しくキースは止めた!
その水を冬冷が能力を使い、一気に凍らせる。
キースはそれを片手で払いのけた。
「貴様らあぁ。絶対に許さんぞ! 許さんぞ! ぶっ殺してやる!」
おぞましい殺気が部屋の中に広がり満ちていく。
奇襲作戦は失敗かっ。キースから放たれた殺気は尋常じゃないほど、恐怖心を駆り立てる。
刀を持つ俺の手は、完全に震えていた。
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