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優君と契約しなかったのは、優君が結核の病を患ってしまったからか。
優君は現代に来て治療して治したって言ってたな……。
本当の時間を進んだ沖田総司は病で死に、パラレルワールドから来た優君は、現代で結核の治療をして生き延びることができた。
闇刀は死んでしまうかもしれない優君を恐れたのか……。
契約した同士が刀を奪いあえば、ノアの作った力が使える。
じゃあ契約した状態で刀の持ち主が、刀を持ってない全く知らない赤の他人に殺されるとどうなるんだ?
答えは簡単だった。ノアの計画が破綻するだけ。
「でも俺は関係ないじゃないか! 例え光刀を持った奴に勝っても未来を変えても意味ない! 現代に居ても……」
『逃げへんって言うたやろ? 俺は闇刀を最後まで信じるって言うたやろ?』
汚ねえ。汚ねえなあ!
『それに黙ってたわけやない。悪魔の契約はワイも力が必要なんや。だからこそ寝て、力を溜めてたんや』
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