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突然、闇刀から黒い光が満ち溢れ始める。
『ええか? ワイと一心同体になるんやで? しっかりせえよ!』
ああ。大丈夫だ。
俺は瞼を閉じて、光を感じた。
悪魔の力なのに
黒い光なのに
闇刀とか如何にも悪そうな名前なのに
その光は何よりも暖かい。
包むように優しく……。
何よりも闇刀を近く感じる事ができた。
『終わったでえ~』
そっと瞼を開けて、自分がどこか変化してないか思わず確認する。
何も変わってない……。
『あとはその時が来るまで待つだけや』
翌日、俺は出撃部隊に丸をつけて提出した。
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