全面戦争まで-2

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秋醒が異次元ホールを使い、離れた位置からキースの剣の真上に出口を作り、手だけを伸ばして大剣を取り上げた! 穴の中に大剣は吸い込まれていく! やり方は汚いがナイスだ! 秋醒! あいつ、キースが絶対に動かない状況。なおかつ、大剣を固定させる瞬間を待っていやがったな! 「ぐっ!」 大剣を追いかけようと反射的にキースは、両腕を真上に上げる。 バカがっ! 真っ正面から向かっていく俺から見たらボディが、がら空きだ! バシュンッ――――! キースの腹の肉を斬る瞬間が手にわずかに伝わってきた。 俺はそのままレンガの壁をぶち破り外へ飛び出した! 最上階! 咄嗟にスピードが止まり、俺は壁にぶら下がる状態で掴まった。 這い上がり、結果を確認する。 春雨が水の針で頭を貫かせトドメを刺したところだった。
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