254人が本棚に入れています
本棚に追加
/30ページ
真文も部屋で、紙を眺めて悩んでいた。
迎撃か出撃。
俺はベッドに腰掛けて、仁と真文は椅子に腰掛けた。
「さて、ゆっくり話すのも久しぶりだな」
仁が口を開き、二人で頷く。
「迎撃か出撃。まずそれぞれ一人、一人、自分の意見を出し合おうじゃないか」
仁がやんわりと喋り、腕を組んだ。
俺と真文は目を合わせるが互いに口を開くかどうか迷い結局、沈黙が続いてしまう。
「んじゃあ、俺から」
見かねた仁が再び口を開き、喋り続けた。
「完全に自分だけの気持ちになるけど、俺は出撃部隊にいく」
最初のコメントを投稿しよう!