全面戦争まで-2

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真文も部屋で、紙を眺めて悩んでいた。 迎撃か出撃。 俺はベッドに腰掛けて、仁と真文は椅子に腰掛けた。 「さて、ゆっくり話すのも久しぶりだな」 仁が口を開き、二人で頷く。 「迎撃か出撃。まずそれぞれ一人、一人、自分の意見を出し合おうじゃないか」 仁がやんわりと喋り、腕を組んだ。 俺と真文は目を合わせるが互いに口を開くかどうか迷い結局、沈黙が続いてしまう。 「んじゃあ、俺から」 見かねた仁が再び口を開き、喋り続けた。 「完全に自分だけの気持ちになるけど、俺は出撃部隊にいく」
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