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やっぱりそうなのか。薄々というか、なんとなくわかってたけど、仁は出撃部隊。
仁はさらに喋り続ける。
「俺は少しでも多くの敵を自分から倒しにいきたいんだ。だから出撃でいく」
少し間が空いた後、仁は質問してきた。
「和也と真文はどう考えていたんだ?」
俺は…………俺は……。
闇刀が使えなくなった今、迎撃がいい。
そりゃ、まなみや吾朗の仇を取りにいきたいさ。
少しでも多くの敵を倒しに。
でも戦いに行っても、戦えず死ぬのが落ちだ。
「ごめん。真文には話してなかったけど、俺は今、闇刀が使えない状態なんだ。だから迎撃部隊に出願する」
真文が驚いたような素振りを見せたが、聞かずに押し黙ってくれた。
「じゃあ和也は迎撃な」
「私は……」
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