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「フィフス……?」
「ええ! 古手川隊長は出撃部隊っすよね? オラは迎撃部隊なんす!」
「それで?」
「こんなのはどうっすか? フィフスがこっちに来たら、オラがフィフスと戦う。宮殿に居たら古手川隊長が戦う。どうすっかね!?」
「プッ」
俺は比良の話を聞いて、思わず吹き出しそうになってしまった!
「ハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!ハハハハハ!ハハハハハハハハハハハ!ハハハハハハハハハハハ!」
我慢出来ずに声を出して笑ってしまう。街中に響き渡る程、大声で笑ってしまった。
「何がおかしいんすか?」
比良は不機嫌そうな表情を浮かべて、俺の顔色を覗き込んできた。
「ごめん。ごめん。違うんだ」
俺がそういうと比良はまだ不機嫌そうな顔で、目を細めて口を開いた。
「何が違うんすか?」
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