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飲む直前、かなりの抵抗が生まれた。
飲んだら死ぬかもしれない……その恐怖は生半可なもんじゃなかった。
極限まで悩み、結局始めに決めた通り飲む事はできた。
しかし予想外の出来事が起きた。
スキルの種は根が張り、開花能力まで発展していた。飲むときも喉に細い根っこが突っかかり死にそうな程、苦しかった。
俺は血の使い方さえ慣れれば、すぐに開花能力を使えると思ったんだ。
いざ、修行を始めてみると開花能力どころか、普通の炎を繰り出す事にさえ相当苦労した。
血の使い方はすぐに覚えた。
飲む前までは間違って愛のスキルの種を使ってしまわないか少し不安があったが、飲んでからは不思議と炎は炎でちゃんと感覚でわかった。
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