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「どこで待機なんだ?」
俺が真文に聞いた。
「一階の誠の間を治療室に使うみたいだよ。私はそこで、卑弥呼さんと他の回復系使える人達と治療するみたい」
「そっか。あんまり無理せずに頑張れよ。屯所の中が一番安全なんだから外には出るなよ」
仁が真文を気にかけてから、フライシューズを履いて、爪先を床に二度当てた。
履き心地を確認しているようだ。
真文が理解してくれて本当に良かった。
あの後は普通に接して、迎撃部隊を了承してくれたしな。
まあ……今も暗い表情を浮かべて下を向いてるけど……。
真文には間違いなく、これが一番いいんだ。
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