全面戦争-2

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ザラザラ 掌に伝わってきた感触は凹凸があり、ざらざらとしていた。 なんだ、これ? どこまで続いてるか確かめるために、俺は足を横に動かした。 「うわっ!」 ドカッ!ガラガラシャ────ン────!!! 心臓が凍りついた。 今、何かにぶつかって倒した! 辺りに気配はない──。 俺は屈んで、手探り、それを掴んだ。 全て暗闇の中での手作業……イライラするな。 指先で何かを確かめていく。 もしかしてこれは燭台か……? その時、俺の脳裏に、ある記憶が蘇った!
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