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他のモンスターとは何かが違う……肌で繊細に感じる事ができた。
さっきから戦っていたモンスター達は隙だらけで、自分達がやりやすく好きなように戦えていた。
こいつは違う……隙がない。斬りかかって、こいつを斬るイメージが湧かない。
厄介だな。
仁が少し離れた位置で爪を構え、俺と優君は隣合わせで刀を構えた。
「和也!鎌に気をつけろ!」
「わかってる!早く上に行くぞ!」
俺は闇刀の切っ先越しにしっかりと敵を見据えた。
「待て。それは俺が仕留める」
「!」
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