全面戦争-2

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闇刀に名前を呼ばれ、俺は塞がった穴から視線を外した。 後ろに誰かいる……。 そっと振り向くと……………………。 やっぱりあいつが立っていた。 「はははっ。釣れた!釣れた!おもしれえ!」 腹を抱えて馬鹿笑いしている。 夏鮫……。俺の命を狙ってきている張本人だ。 夏鮫は薄ら笑いを浮かべて語り出す。 「いや~最高だな。まさかこれで釣れるとは。俺達はお前等が確実に一直線に飛ぶのを待っていたんだ」 お前等? 俺達? その言葉に引っかかる。 初めから狙われていたのか?
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