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でも闇刀と俺は生きたいんだ。
生きるんだ。
死ぬわけにいかないんだ!
「俺は死なない」
俺は闇刀の柄をギュッと握り締めた。
身体に取り巻く、黒煙が心地いい。
『絶対生き残るで~!』
夏鮫は白い刀の柄に手を伸ばして、握らずに指を添えた。
「バカだな。お前。じゃあめんどくせえけど、戦ってやるよ」
夏鮫から殺気が放たれ、俺に突き刺さる。
手元をしっかり見ろ。
刀から目を離すな。
次の瞬間……。
添えていた指がしっかりと柄を握った刹那。
手元が見えなくなった。
斬撃がくる!
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