春夏秋冬部隊

6/32
前へ
/32ページ
次へ
走りながら手を刃へと変形させていく! 腕の中では不気味な音が鳴り響き、黒い刃へと形を変え始めた。 なんて軽いんだ。 自分の普段の腕よりも軽く感じる。 腕の肘から先が黒く変色して、鋭い刃が伸びていく。 足も重みが全くなく、信じられない程、素早く前に踏み出せる。 あ──こりゃ最高だ。 誰にも負ける気がしねえよ。人類? いや、全世界で最強だろ。こりゃ。 ヒャハハハハハハ! 夏鮫の全身を白く光り輝く炎が包み終えて、刀との一体化が終わったようだ。 バロー! 闇刀、パクってんじゃねえよ! 「お前に死んでもらわなきゃ未来は救えないんだよ!」 光り輝く眩しい炎の奥で夏鮫は口を開き、そう言った。 夏鮫と俺の距離は縮まり、激突する!
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!

304人が本棚に入れています
本棚に追加