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夏鮫―――――――――――――
敵が黒い刃とは逆の手を空にかざした瞬間にわかった。
落雷してくる。
敵は案の定、雷に巻き添えを食らわないために俺から距離をとりやがった!
甘い!
俺はスキルの種、【光速】を使った。
血は微量。敵との距離を詰めるくらいでいい!
ドクンッ!
景色が流れ、敵に近づいていく。
後ろでは凄まじい衝撃音が鳴り響いた。
雷が落ちたんだろう。
敵を観察すると、明らかに俺の動きを目で追えずに表情は驚いていた。
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