春夏秋冬部隊-2

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土方さん……ごめんなさい、使います。 スキルの種。 “奇跡の代償” 僕は血を使った。 一体、どれだけ血を使ったのかなんてわからなかった。 説明書に書いてあった、文章はこうだ。 奇跡は偶然に起こる時と必然に起こる時がある。 この種は戦いにおいて、奇跡を起こす種である。 ただし、その代償は命をも奪う。しかし、絶対的な力が手に入るだろう。また力を手にして過信し元に戻れなくなる事がある。 説明書にはこれしか書いていなかった。 「春雨!スキルの種を抜きますよ!」 不思議だ。 心臓から声が聞こえてきた。 “神の力を得て奇跡を起こすのには、それなりの代償が必要だ。いいんだな?” はい。 “時間が経つ度にお主の命は減る。時間を無駄にするな” はい。 “よかろう。それなら力を与えよう”
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