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土方さん……ごめんなさい、使います。
スキルの種。
“奇跡の代償”
僕は血を使った。
一体、どれだけ血を使ったのかなんてわからなかった。
説明書に書いてあった、文章はこうだ。
奇跡は偶然に起こる時と必然に起こる時がある。
この種は戦いにおいて、奇跡を起こす種である。
ただし、その代償は命をも奪う。しかし、絶対的な力が手に入るだろう。また力を手にして過信し元に戻れなくなる事がある。
説明書にはこれしか書いていなかった。
「春雨!スキルの種を抜きますよ!」
不思議だ。
心臓から声が聞こえてきた。
“神の力を得て奇跡を起こすのには、それなりの代償が必要だ。いいんだな?”
はい。
“時間が経つ度にお主の命は減る。時間を無駄にするな”
はい。
“よかろう。それなら力を与えよう”
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