奇跡の代償の先にあるもの

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「ハァハァハァハァハァハアハァハァハアハアハァハァハアハア」 「どうしたの!? 沖田! 大丈夫!?」 これが副作用か……!? 膝が崩れ、地面にそのまま転がり胸を強く抑える。 「あ……あ゛」 あの時と同じ声が聞こえた。 “奇跡はありえないから奇跡と言う。それを人為的に起こすには代償がつくんだ。お前の生命力は残り半分だ。慎重に使え” 声が聞こえなくなると、遠くなりだした意識は一気に覚醒し僕の身体は、胸の痛みもなくなり普通に戻った。 どうやら、なんとか死なずにすんだようだ……。 それにしても、とんでもない種だ。 代償はデカいが奇跡が起きたのは間違いない。
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