奇跡の代償の先にあるもの

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な、なんで、土方さんが!? 「土方さん……?」 僕はぼそりと呟いた。 信じられない。何が起きたんだ? だって、だって土方さんは! 土方さんは! 心臓の音が跳ねるように急激に高鳴っていく。 「あぁ!? どうした~? 総司。幽霊でも見るような顔してよ!」 そうだ。 幽霊どころか土方さんは死んだはずだ……。 それなのに……今、僕の目の前にいるのは間違いなく土方さんだ。 あなたの声がずっと聞きたかった。 あなたに僕は会いたかったんだ。
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