狩人-2

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一気にエネルギーは十字路からフィフスを押していき、流れていく! 「まずい!」 エネルギーによって塞がれていた十字路が開通し、比良を発見する。 俺は、急いで比良の元まで駆け寄り、身を伏せた。 いつまでも押し続けるかと思われたエネルギーの球体は、押していく途中で膨張し大爆発を起こす寸前だった! 今までにはない程、地は揺らぎ、激しい爆発音が轟く。 俺は爆発を避けるために、左の十字路に比良と共に隠れたが、それでも危うい。 目の前の建物が爆発からの盾となっているが耐えられず、崩壊しそうだ。 激しく揺れ、凄まじい叫び声が同時に轟く。 それは今まで聞いた中で、一番苦しそうな叫び声だった。 俺は倒れる比良を庇いながら落ち着くまで待った。
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