狩人-2

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やがて……激しい音は静まったが、メラメラと燃える音が至る所から聞こえてきた。 見渡せばそこら中の建物が崩れそうになり、火炎で包まれていた。 「比良、すぐ戻る」 意識があるか、ないか、わからなかったが、比良に声をかけて俺は立ち上がった。 すぐさま結果を見に十字路まで行き、俺はフィフスがいた左を見回した。 道路は抉られるように削られ、大きな溝ができていた。 すぐに気がついた。溝の向こう側に奴はいた。 完全な直撃は避けたか……。 ライオンの姿になり、フィフスは地に倒れていた。 見るからにボロボロになり、もう立ち上がる力も残っていないはずだ。 トドメをさすか。 俺はゲベール銃を握り締め、溝を越えるためにフライシューズのエンジンを入れた。
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