狩人-2

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渦巻く黒い穴の中から、一本の手が出てきた。 その直後、綺麗なピンク色の髪の毛と共に顔が出てくる。 あれは……誰だ? 穴から出てきたのは、この戦火には似合わない、ワンピースを着た可愛いらしい女性だった。 「秋醒か……」 フィフスが口を開き声を出すが、同時に再び力を失い、地に崩れ落ちた。 「黒タマゴもやられたのか……」 フィフスに秋醒と呼ばれた女の子が声を出す。 新たな敵か……。 「おい! お前! 突然現れて何者だよ!」 俺は溝の向こうに叫んだ! 駅のホームを挟んで喋っているかのように、もどかしさを感じる。 「何者? キャハハハハハハ!」 冷たい声が響いた。 「 何者でもいいだろ 」
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