狩人-2

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「はぁ!? ふざけんな!」 フィフスに向けていた銃口を俺は秋醒に移した。 ゲベール銃を自分に向けられても、秋醒は顔色一つ変えない。 「ねえ? これから死ぬ者にトドメを刺す事に意味があるのかな? 君はそれで何を得るの?」 「…………」 確かにフィフスは虫の息だ。 だが……。 「回復系の能力を持っている奴がいれば、治す事ができるだろ?」 「確かに臓器さえも治せる人もいるけど、これはもう無理だよ。 その人が主人なんだけどね。 だから死ぬ間際に主人の元へ返してやりたいんだ。 だめかな?」
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