秋醒の心

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自分が闇刀を持つ青年を殺す事は間違っているって。 でも自分は未来を救うためには何があっても、闇刀を手に入れなければならない。 皇帝陛下を倒すために……。 世界を。未来を。いや現代を救うために。 だから間違っていても、僕は夏鮫を応援する。支える。 それが僕に出来る唯一の事なんだ。 僕は異次元ホールに入って、瞼を瞑った。 穴から出るなり、激しい音が耳に届いてくる。 「秋醒!?」 見渡せば、廃虚になったような荒れ果てたビルの中に居た。 夏鮫は壁際に腰掛けて、窓の外を伺っている。 「あの子強い?」 僕が夏鮫に訊いた。
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