132人が本棚に入れています
本棚に追加
自分が闇刀を持つ青年を殺す事は間違っているって。
でも自分は未来を救うためには何があっても、闇刀を手に入れなければならない。
皇帝陛下を倒すために……。
世界を。未来を。いや現代を救うために。
だから間違っていても、僕は夏鮫を応援する。支える。
それが僕に出来る唯一の事なんだ。
僕は異次元ホールに入って、瞼を瞑った。
穴から出るなり、激しい音が耳に届いてくる。
「秋醒!?」
見渡せば、廃虚になったような荒れ果てたビルの中に居た。
夏鮫は壁際に腰掛けて、窓の外を伺っている。
「あの子強い?」
僕が夏鮫に訊いた。
最初のコメントを投稿しよう!