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天草四郎───────────
人間の上半身を持った馬のモンスターを倒した後、私は再び屯所の屋上で待機していました。
めぼしいモンスターと押し寄せる戦闘兵は、坂本さんが指揮をして、みんなが倒してくれています。
全く素晴らしすぎるよ!
死者も沢山いるが、こっちの方が優勢です。
私、真文さんがいるから、ちょっとしゃしゃったし!
カッコイイとか、真文さんは思ってくれたかな?
寧ろ、私に惚れたんじゃないだろうか?
真文さんが私を見ていたのは間違いないな!
先程の戦闘で高揚した気分がさらに高まっていく。
「新手だあああああ!」
「駄目だ!!! 逃げろおおお!」
「退避だ! なるべく離れろ!」
沢山の悲鳴が聞こえ、突然慌ただしくなる。
考える事に夢中になっていた私は視線を声が聞こえた方へ向けた。
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